煮物料理などをしていて、ちょっと油断したすきに鍋を焦がしてしまったということはよくあります。
しつこい焦げ付きは、スポンジでこすってもなかなか取れません。
これ以上強くこすって鍋を傷つけたくないし、有害な薬品などは使いたくない。そんな時は、次のような方法をためしてみてください。
鍋の焦げ付きを落とす方法
鍋の焦げ付きを落とす方法として、次のようなやり方があります。
重曹を入れて煮立てる
鍋の焦げ付きを取る王道とも言えるのが、この重曹を使う方法です。
焦げ付いた鍋に、水1カップにつき重曹大さじ1を入れて、そのまま煮立てます。沸騰したら火をとめ、完全に冷めるまで放置しておきます。
漕げた部分が柔らかくなるので、木べらなどでこそげ落とします。
ステンレス鍋やほうろう鍋など、殆どの鍋はこの方法で焦げ付きを取ることができますが、アルミ製の鍋は重曹を入れると鍋が黒くなるので、この方法は避けてください。
天日で乾燥させる
昔からある「天日干し」という方法で、焦げ付いた鍋を太陽の光に当てて乾かします。すると焦げた部分が乾燥してぽろぽろと剥がれ落ちてきます。
まだ焦げが残っている場合は、鍋に水を入れて数時間おいてふやかした後に再度「天日干し」をしてみてください。
時間はかかりますが、何度か繰り返しているうちにすっかりきれいになります。
化学薬品も何も使わないので、一番安全な方法とも言えます。
りんごの皮を入れて煮る
あまりしつこくない焦げ付きの場合、鍋に水とリンゴの皮を入れて煮詰めるだけで、リンゴ酸が溶け出し焦げが取れます。
特に重曹が使えないアルミ製の鍋の黒ずみを取るにはこの方法が有効です。
酢を入れて沸騰させる
鍋に焦げた部分が隠れるくらいの水を入れ、大さじ2~3杯の酢を入れ火にかけます。
沸騰したら弱火にして10分くらい煮た後、そのまま1~2日置いておきます。
その後、スポンジや木べらなどで、こそげ落とすようにすると、焦げが取れて来ます。
みかんの缶詰を入れて煮る
100円くらいで買えるみかんの缶詰をシロップごと、鍋に入れて弱火で5分ほどグツグツ煮ます。
その後、中身を洗い流せば、焦げた部分も取れて来ます。
特にステンレス鍋の焦げ付きに有効な方法です。