お歳暮の選び方と贈り方

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年末のお歳暮は、この一年間お世話になりましたという感謝の気持ちと、来年もよろしくお願いしますという気持ちを込めて贈ります。

一般にお中元よりもお歳暮のほうが重視されるため、どちらか一方だけ贈る場合はお歳暮のほうがおすすめです。

 

御歳暮のイラスト

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お歳暮のマナー

お歳暮の選び方と贈り方には、基本的なマナーがあります。

お歳暮を贈る時期は?

お歳暮を贈る時期は、地方によって多少異なりますが、主に関東地方では12月初旬から20日ごろ、関西地方では12月中旬から31日ごろが多くなっています。

しかし、最近では早めに贈る傾向があり、デパートなどでキャンペーンが始まる11月末に贈る方も増えています。

ただし、鮭や昆布巻き、その他の生鮮食品などのお正月用品は、年末ギリギリに届くように贈ったほうが良いとされています。

お歳暮は誰に贈る?

お世話になっている人には、必ず贈らなければならないという決まりはありませんが、一般的には次のような人に贈ります。

・兄弟姉妹、親戚
・親しい友人、知人
・子供のお稽古ごとの先生
・結婚している場合は、お互いの実家の両親
・仲人
・勤め先の上司
・その他、自分や家族がお世話になっている方

お歳暮の選び方

お歳暮を選ぶ際は、次のようなことを参考にしてみてください。

・お歳暮の予算は、3,000円から5,000円が一般的ですが、特にお世話になっている方には5,000円以上のものを贈る場合もあります。

・贈る相手の好みを中心に選びましょう。(お酒が好きな方、果物が好きな方、生鮮食品が好きな方、甘いものが好きな方など)

・相手の家族構成を考えて選びましょう。(子供がいる家庭、高齢者がいる家庭などは、家族みんなで食べられるものなどがおすすめです。)

・ありふれたものよりは、地方から取り寄せた産直品や名産品などが喜ばれます。

・寒い季節なので、鍋の材料やおせち料理に使う食材なども喜ばれます。

お歳暮の人気商品

お歳暮として人気の商品には、次のようなものがあります。

・ビール、日本酒などのアルコール類
・季節の果物
・鍋物セット
・新巻鮭、数の子などのおせち料理の食材
・うどん、そばなどのめん類
・おつまみセット
・ハム、ソーセージの詰め合わせ
・牛肉、豚肉、鶏肉
・蟹や鮭などの魚、水産加工品
・コーヒー、紅茶、緑茶
・地域の特産物
・菓子、クッキーなどの詰め合わせ
・商品券
・好きなものを選べるカタログギフト

 

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お歳暮ののしと表書き

お歳暮の「のし紙」は、通常のお祝い事に用いる「紅白の蝶結び」の水引きのものが一般的です。

のしを簡略化した「「短冊のし」を用いることもありますが、上司や目上の方への贈り物にはあまり使用されません。

また、肉類や魚類などの生ものを贈る場合は、のしは付けないのが一般的です。

水引の上には、表書きとして「お歳暮」または「御歳暮」と書き、水引の下には少し小さめの文字で贈り主(自分の名前)を書きます。家族で贈る場合は、姓のみでもかまいません。

今年だけ贈りたいという場合や、感謝の気持ちだけ伝えたいという場合は、のしの表書きも「御礼」「お礼」などとします。

この表書きは、本来は毛筆で書くことになっていますが、現代は筆ペンやサインペンで書く人が多くなっています。

また、品物を持参して手渡しする場合は、包装紙の上からのしをかける「外のし」が、宅配便で送る場合は、包装紙の内側にのしをつける「内のし」が一般的です。

お歳暮の贈り方

近年は、デパートなどから直送したり宅配便で送るケースが多くなっていますが、相手の家を直接訪問し、あいさつの言葉とともに手渡しするのが正式なマナーとなっています。

持参する場合は風呂敷に包むか、デパートやお店の紙袋に入れて持って行き、挨拶をしてから品物の表書きが読めるように向きを変えて両手で手渡します。

宅配便で送る場合は、品物が届く前に「送り状」を郵送するのが正式なマナーになっています。

この「送り状」には、日頃お世話になっていることへのお礼と、お歳暮を送ったことを明記するようにします。

ただし、日頃から親しくしている友人・知人や兄弟姉妹、両親などへ送る場合は、簡単に電話やハガキで知らせてもよいでしょう。

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