彼女と結婚することが決まり、両親に挨拶に行くとき、いったいどのような段取りでどのような言葉で挨拶したら良いものか途方に暮れてしまいますが、次のようなことをヒントに乗り切ってみてください。
彼女の両親へ結婚の挨拶をする場合
挨拶をするタイミングや、挨拶の内容については、次のようなことを参考にしてみてください。
事前に情報収集しておく
彼女の両親について、事前に情報収集しておきましょう。
年齢や勤務先、趣味や好きな物、嫌いな物など、わかる範囲で彼女に聞いておくことにより、話をしやすくなります。
また、手みやげを用意する場合も、どんな物が喜ばれるかを聞いておきます。
聞かれそうなことについて予行練習しておく
自分の職業や仕事内容、家族関係、彼女のどんなところに魅かれたか、将来はどんな家庭を作りたいかなど、彼女の両親に聞かれそうなことについて、あらかじめ答えを用意しておきます。
彼女の協力を得て、実際に答え方を予行練習しておくと、当日に落ち着いて答えることができます。
玄関での挨拶は明るく
いよいよ彼女の家に向かいます。前もって知らせておいた約束の時間に遅れないように、手みやげを持参して出かけましょう。チャイムをならす前にコートなどは脱いでおきます。
ドアが開いたら明るくはっきりとした声で挨拶することにより、第一印象が良くなります。
・「失礼します。○○です。」・「はじめまして。○○さんとお付き合いをさせて頂いております、○○です。」
・「○○と申します。本日はお時間をいただき、ありがとうございます。」
・「おはようございます。○○と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。」
手みやげを渡して緊張を解く
結婚の挨拶となると、自分や彼女ばかりではなく彼女の両親も緊張しているものです。
簡単な挨拶が済んだら手みやげを渡して、お互いの緊張を解きましょう。
手みやげは、その場の雰囲気で玄関先で渡しても、席についてから渡してもOKです。
・「お口に合うかどうかわかりませんが、どうぞ召し上がってください。」・「○○がお好きと伺いましたので、おみやげに持参いたしました。」
・「おいしいと評判の○○を持参いたしました。どうぞ召し上がってみてください。」
結婚の挨拶は誠意が伝わればOK
席に着いたら、本題の挨拶に入ります。
手みやげを渡した直後でも、少し雑談をしてからでもかまいませんが、両親が揃ってから正座のままで行うようにしましょう。一旦足を崩している場合は、正座に戻します。
一番緊張するシーンですが、誠意が伝わればいいので難しく考えず、次のような例文を参考に自分の言葉で語りましょう。
なお、「娘さんをください。」というような表現は品物扱いのようになってしまい、現代は使われませんので注意してください。
・「今日は、○○さんとの結婚を承諾して頂きたくご挨拶に参りました。何卒宜しくお願い致します。」・「未熟者ですが、○○さんを必ず幸せにします。どうか結婚をお許しください。」
・「○○さんを一生大切にします。どうか結婚をお許しください。」
・「ふたりで幸せな家庭を築いて行く事を決心しました。どうか、私たちの結婚をお許しください。」
・「○○さんとお付き合いさせていただき、このたび結婚を決意しました。私たちの結婚をご承諾いただけますでしょうか?」
挨拶の後に、彼女の両親から結婚式はどのように行うのか、結婚後はどこに住むのか、両親との同居はどうなのか、将来はどのようにしたいのかなど細かいことを聞かれたら、あらかじめ予行練習をしたことを元に誠意を持って答えましょう。
帰るときのタイミング
ひととおり話が済んだら、話が途切れたときを見計らって「では、今日はこの辺で・・・」と帰る準備をします。姿勢を正して、きちんと挨拶をしましょう。
・「今日はどうもありがとうございました。そろそろ失礼させていただきます。」・「本日はお時間をとっていただきありがとうございました。それでは失礼いたします。」
・「ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
・「すっかりごちそうになり、ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。」
玄関を出たあと、一度うしろを振り返り、彼女の両親の姿が見えたら軽く会釈をしておきましょう。
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