砂糖は、湿気と乾燥を繰り返すことによりカチカチに固まってしまいますが、その性質をうまく利用すれば比較的簡単に戻すことができます。
固まった砂糖をサラサラに戻すには、次のような方法があります。
霧吹きで水を吹き付ける
固まっている砂糖は乾燥しているため、適度な湿気を与えると元に戻ります。
霧吹きを使って砂糖全体に軽く水を吹き付け、そのまま容器のフタを閉めて1時間ほど置いておくと、徐々にサラサラになってきます。
ただし、水分を与えすぎると砂糖が溶けてベタッとなってしまうので、注意してください。
食パンを入れる
霧吹きがない場合は、食パンを大きめにちぎり砂糖の容器内に入れておくと、2時間ほどでサラサラの状態に戻ります。
食パンの水分がゆっくりと砂糖に移るためですが、乾燥してパサパサの食パンでは効果がないので注意してください。
目安は砂糖1kgに対して食パン1枚程度ですが、容器内に食パンを入れたまま放置するとカビが発生するので、砂糖がサラサラになったら忘れずに取り出しておきましょう。
生のキャベツの葉を入れる
キャベツの葉を利用して、固まった砂糖を元に戻すこともできます。
きれいに洗って軽く水分を拭き取った生のキャベツの葉1枚を砂糖の容器に入れておくと、半日程度で固まった砂糖がサラサラになってきます。
キャベツの葉はそのまま入れておくと傷んだり腐ったりするので、忘れずに取り出しておきましょう。
電子レンジで加熱する
急いでいる時は、電子レンジを使って固まった砂糖を元に戻す方法がおすすめです。
砂糖を電子レンジ対応の耐熱容器に入れ1分~3分くらい加熱すると、砂糖の粒と粒をくっつけている水分が飛ばされ、サラサラの状態に戻ります。
ただし、加熱時間が長すぎると砂糖が溶けてしまったり、焦げてしまうこともあるので、様子を見ながら慎重に加熱してください。
フロストシュガーを混ぜる
固まりかけの砂糖の場合、ヨーグルトやケーキの材料として使われるフロストシュガーを混ぜることによってサラサラの状態に戻すことができます。
顆粒状のフロストシュガーが湿気を吸い、砂糖の粒同士がくっつくのを防ぐ性質を利用したもので、予防として使うこともできます。
通常の砂糖とフロストシュガーを5:1くらいの割合で混ぜておくと、砂糖が固まりにくくなるようです。