ぬか床の表面に発生する白いカビ。この白カビの正体は、産膜酵母という好気性細菌で、ぬか床を何日か混ぜないでいると発生して来ます。
この白カビをそのまま放置すると、ぬか床の旨味成分が食べられてしまい、カビ臭くなってしまいます。カビに気づいたら早めに対策をとりましょう。
解決のヒント(1)
ぬか床に混ぜ込んでしまう
ぬか床の表面が、うっすらと白くなっている程度ならぬか床に混ぜ込んでしまいましょう。産膜酵母は酸素を好むので、その後もまめにぬか床をかき混ぜるようにすれば、白いカビは出て来なくなります。
解決のヒント(2)
白カビの部分を取り除いて足しヌカをする
白カビがかなり繁殖していて、かび臭いようなら、表面から3㎝くらいのぬかを全部捨ててください。中の野菜を取り出した後、新しいぬかと塩を入れよくかき混ぜます。
3日くらい、野菜を入れずにぬか床を休ませ、カビの臭いが消えてから野菜を入れてください。
解決のヒント(3)
ぬかみそ辛子を入れる
カビの部分を多めに取り除いてから、ぬかみそ辛子(または辛子ぬか)を入れておくと、カビや虫を寄せ付けない効果があります。ぬかみそ辛子は、スーパーなどで販売されています。
ひとくちメモ
おいしいぬか漬けを作るには、やはり毎日かき混ぜるのが絶対条件ですね。
白カビのほかにまれに黒かびや赤カビが発生することがありますが、その場合はカビとその周りのぬかを多めに取り除いて、新しいぬかと塩を混ぜるようにしてください。
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