キッチン周りは、料理によって頻繁に高温多湿になり、カビの栄養源になるものがあちこちにあるので、ちょっと油断するとすぐにカビが発生します。
ひどくなる前に、早め早めにカビを取り除くようにしましょう。
キッチン周りのカビを取る方法
キッチン周りのカビを取るには、次のような方法があります。
キッチン小物は漂白剤につける
三角コーナーや排水口の蓋、スポンジ入れ、その他のキッチンの小物類は、まとめて大き目のバケツやボールに入れて水をそそぎ、そこにハイターなどの塩素系漂白剤を少量入れて半日ほど放置しておきます。
カビやぬめりが取れるので、良く水ですすいだ後、天日に干してから使用します。
中性洗剤をつけたスポンジでこする
シンク周りやガス台の周りは、台所用中性洗剤をつけたスポンジでこすり洗いをします。
水道の蛇口周りなど、細かい部分の汚れやカビは、使い古した歯ブラシや爪楊枝などを使用してみてください。
汚れを落とした後は、乾いた布で水滴を拭き取り、乾燥させておきましょう。
メラニンスポンジでこする
水につけてこするだけで汚れが落ちる「メラニンスポンジ」を使用すると、通常のスポンジでは落ちない黒カビなども落とすことができます。
ただし、目に見えない細かいこすり傷がつくので、傷がついてもよい部分に使用しましょう。
メラニンスポンジは、スーパーや100円ショップでも購入することができます。
酢水で拭く
キッチンには、洗剤を使いたくない場所もあります。
そんな時は、酢を水で10倍くらいに薄めたものをスプレーして20分くらい置いた後に水洗いしてみましょう。
酢には、殺菌効果と漂白効果があるため、カビやぬめりを取ると同時に消毒を兼ねることができます。
冷蔵庫の中などは、酢を含ませた布などで汚れやカビを拭き取り、その後乾いた布で水分を取り除いておきましょう。
最初は酢のツンとした臭いが残りますが、半日ほどするときれいに消えます。
ただし、高価な穀物酢は、かえってカビの栄養源になってしまい逆効果になることがあるため、カビ取りには安価な合成酢を使用してください。
乳酸系カビ取り剤を使用する
お風呂のカビ取りにも使用できる乳酸系カビ取り剤「カビナイト」は、キッチン周りのカビ取りにも有効です。
主成分は、ヨーグルトなどに使用されている発酵乳酸なので、刺激臭もなく肌や衣服についてしまっても安全です。
カビが生えている部分にスプレーして15分ほど放置し、その後スポンジやブラシなどでこすり落とし、水で洗い流します。
乳酸系カビ取り剤は、浄化槽に流しても浄化槽の微生物に悪影響を与える心配がないため、すぐれたエコ製品としても注目されています。