雨の日が続いたり家を留守にしなければならない場合、やむなく洗濯物を室内に干すことになりますが、乾いてもなぜか不快な臭いが残ることがあります。
この臭いの原因は、洗濯で落としきれなかった汚れの中の雑菌が、湿度の高い環境の中で大繁殖したために発生します。
部屋干しの洗濯物の臭いを取るには、この雑菌の繁殖を抑える必要があります。
部屋干しの洗濯物の臭いを取る方法
部屋干しの場合の洗濯物の臭いを取るには、次のような方法があるのでためしてみてください。
部屋干し用洗剤を使用する
市販の部屋干し専用の洗剤を使用することにより、臭いを抑えることができます。
このような洗剤には、除菌・抗菌効果のある酸素系漂白剤などが含まれているからです。
「部屋干しトップ」や「アリエール イオンパワージェル」などがあります。
部屋干し用洗剤は、ネット通販で購入することもできます。
逆性せっけんを使用する
ドラッグストアなどで購入できる逆性せっけん液を水で薄め、ここに洗濯物を3~4時間浸しておきます。
その後、すすぎ洗いをしてから通常通り洗濯をすると、雑菌の繁殖による洗濯物の臭いのほか、汗の臭いや加齢臭などもきれいに消えます。
逆性せっけん液は、ネット通販でも購入することができます。
楽天市場などで「オスバンS」という商品名で売られています。
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洗剤と一緒に重曹を入れる
洗濯機を回す時に、洗剤の量を少し減らし、重曹を加えてそのまま洗います。
重曹は弱アルカリ性なので、皮脂汚れなどの酸性の汚れを落とす働きがあるほか、消臭効果もあるため洗浄力がアップし、臭いの発生を抑えることもできます。
汚れがひどい時は、水200mlに小さじ1杯くらいの重曹を溶かした重曹水に、洗濯物を30分ほどつけておいてから洗うとさらに効果的です。
すすぎの時に酢を入れる
すすぎの時に大さじ2~3杯の酢(またはクエン酸)を入れます。
酢には殺菌作用があるため、部屋干ししても臭いの発生を抑えることができます。洗濯物だけでなく、洗濯機の洗浄効果やカビを抑える効果も期待できます。
ただし、砂糖で味付けされた酢ではなく、普通の穀物酢を使用してください。
酸素系漂白剤(粉末)で浸け置きする
洗濯用の洗剤(粉末)と酸素系漂白剤(粉末)をそれぞれ水1Lに対し5gほどを50℃くらいのお湯に溶かし、洗濯物を30分くらい浸け置きします。
酸素系漂白剤には除菌・殺菌効果があるため、浸け置きした後に普通に洗濯をすれば臭いがきれいに消えます。
酸素系漂白剤は、ネット通販で購入することもできます。
熱湯消毒をする
何度洗っても臭いが取れないタオルなどに有効な方法です。
耐熱性のあるバケツや洗面器などに洗濯物を入れ、沸騰した熱湯をかけ、冷めるまで放置しておきます。
その後、普通に洗濯することにより臭いが消えます。(ただし、熱に弱い繊維は避けてください。)
乾かす時に扇風機の風を当てる
部屋干ししてある洗濯物に扇風機の風を当てます。
乾くまでの時間が早くなり、臭いの発生をある程度防ぐことができます。
サーキュレーターや除湿機を利用しても良いでしょう。
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浴室の換気扇を利用する
最近は、浴室に乾燥機能がついているものもありますが、通常の換気扇だけでも乾く時間を早くすることができ、ある程度臭いの発生を抑えることができます。
浴室につっぱり棒などを利用して洗濯物を干し、窓やドアを閉めて換気扇を回してみてください。
アイロンで完全に乾かす
洗濯物が生乾きの状態のときに、アイロンを当てて完全に乾かします。
アイロンの熱で雑菌が死滅するため、臭いの発生も防ぐことができます。