健康にも美容にも、そしてアンチエイジングにも良いと言われる納豆は、食べ方によってさらに効果をアップさせることができます。
家族の健康を守るためにも、お手頃価格の納豆を毎日の食卓にのせるようにしましょう。
ひと手間加えてアレンジするだけでも、また違った納豆の味わいを楽しむことができ、飽きずに食べることができます。
納豆の効果的な食べ方
納豆は、次のような食べ方をすることにより、健康と美容により大きな力を発揮します。
薬味を加える
納豆に細かく刻んだ薬味を加えて混ぜると、薬味独特の香りや風味がプラスされ、おいしく食べることができます。
また、薬味が持つビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素と納豆の栄養素を同時に摂ることができるので、健康・美容の相乗効果が期待できます。
おすすめの薬味には、ネギ、青ジソ(大葉)、ミョウガ、オクラ、ゆずの皮、のり、わさび、からし、梅干などがあります。
熱いご飯は冷ましてから納豆をかける
炊き立てのご飯に納豆をかけて食べるのは、とてもおいしいものですが、熱々のご飯は少し冷ましてからのほうが健康効果がキープできます。
納豆の粘り成分であるナットウキナーゼには、血栓を溶かしたり血液サラサラ効果がありますが、熱に弱いという特徴があるからです。
炊き立てのご飯は茶碗によそって3分ほどしてから納豆をかけるか、または別の容器に入れて食べるようにすると、健康効果を低下させずに済みます。
夕食時に食べる
納豆は朝食に食べても、昼食に食べても健康効果がありますが、生活習慣病を予防したい方は夕食時に食べるのがベストです。
納豆の粘り成分であるナットウキナーゼには、血栓を溶かして脳梗塞や心筋梗塞を予防する働きがありますが、血栓は体内の水分が不足する睡眠中にできやすいからです。
ナットウキナーゼの効果は8~12時間持続するとされているため、夕食時に納豆を食べれば朝方まで血栓を溶かす効果が期待できます。
卵黄を加えて混ぜる
納豆に卵黄を加えて混ぜると、コクが出てなめらかな味わいが楽しめます。
卵黄には、ビタミン類やミネラル類が豊富に含まれていますが、納豆に含まれる栄養素にプラスすることにより、健康効果・美容効果がアップするほか、アンチエイジング効果も期待できます。
ただし、生卵の卵白の部分を一緒に食べると、納豆の美容効果のある成分の吸収を妨げてしまうことがあるので、卵黄の部分のみを混ぜて食べるようにしましょう。
オリーブオイルを加える
意外な組み合わせですが、納豆にオリーブオイルを加えると、便通が良くなり健康効果・美容効果もアップします。
オリーブオイルには、ビタミンEやポリフェノール類が豊富に含まれていますが、腸を刺激して便通を整えるオレイン酸が含まれているからです。
納豆1パック(約50g)をかき混ぜたあと、オリーブオイル小さじ1を加えてさらにかき混ぜ、好みのたれや醤油で味付けして食べてみてください。
サラダにかけて食べる
季節の緑黄色野菜や果物でサラダを作り、そこにかき混ぜた納豆をドレッシング風にかけて食べると、栄養豊富な一品になります。
かき混ぜた納豆に、マヨネーズやオリーブオイル、ごま油などを加えてもおいしくいただけます。