鼻づまりがひどくなると、息苦しくなったり、匂いがわからなくなったり、イライラしたり、頭痛が起きたり、夜間では眠れなくなったりします。
しかし、風邪などが原因の鼻づまりなら、自宅で自分で治すことができます。
鼻づまりを自宅で治す・鼻づまり解消法
不快な鼻づまりを自宅で治すには、次のような方法があるのでためしてみてください。
鼻に蒸しタオルをあてる
素手で触れるとちょっと熱く感じるくらいの蒸しタオルを、鼻の付け根を中心に数分間あてます。
鼻の穴は開けたままにしておきますが、しばらくすると鼻の奥がむずむずしてくるので、ここで鼻をかんで鼻汁を外に出します。
局所温熱療法のひとつですが、軽い鼻づまりなら、これでかなり楽になります。
小鼻の脇を指圧する
小鼻のすぐ脇の少しくぼんだところに「迎香(げいこう)」というツボがあります。
ここを指先で指圧することにより、徐々に鼻づまりが解消してきます。
迎香から鼻の根元までを指先を移動しながら指圧して行くと、さらに効果的です。
頭を上下に動かす
次のような順序で頭を上下に動かすことにより、鼻づまりが解消することがあります。
①深く息を吸い、その後吐く息がなくなるまでゆっくりと息を吐き出す。
②鼻をつまむ
③そのままの状態で、頭を上下にゆっくりと動かす。(往復2秒くらいの速さで)
温かい飲み物を飲む
飲み物から出る温かい湯気を吸うことにより、鼻が温まって鼻水が出やすくなります。
また、お茶やホットミルクなどの温かい飲み物を飲むことにより、精神的にリラックスし、全身が温まるので鼻づまりの回復が早くなります。
お風呂に入る
少し熱めのお風呂に入って、湯船の中でゆっくりと湯気を吸い込みます。
しばらくすると鼻の奥がむずむずして鼻汁が出てくるので、ここで鼻をかむことにより鼻づまりが治ってきます。
動き回る
鼻がつまっているので最初はちょっと苦しいですが、我慢して動き回ったり、軽い運動をしていると、徐々に鼻づまりと鼻水が解消してきます。
動くことにより体温が上昇し、血行が良くなって自律神経のバランスも整えられるためと考えられています。
点鼻薬を使用する
なかなか治らない頑固な鼻づまりには、市販の点鼻薬が効果的な場合があります。
特に花粉症による鼻づまりには効果的ですが、過度な使用は逆効果になる場合があるので注意してください。
鼻腔拡張テープを貼る
鼻腔内が腫れて鼻づまりが起きている場合、シール状のテープを貼って空気の通り道を作ってあげることにより、鼻づまりを解消するという方法です。
特に鼻づまりで眠れない場合、就寝前に「鼻腔拡張テープ」を貼ると、鼻呼吸が楽になるので眠りやすくなります。
スチーム吸入器を使用する
家庭用のスチーム吸入器で鼻を温めることにより、鼻づまりが治ってくることがあります。
局所温熱療法のひとつで、43度くらいに温めた蒸気を10分ほど吸うことにより、鼻の中も温まり、鼻づまりが解消してくるというものです。
副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎、慢性上咽頭炎、鼻中隔弯曲症など、治療が必要になる病気が隠れている場合があります。