ペットとして室内犬を飼う人が増えていますが、フローリングの床やカーペットなどをペロペロ舐めて、飼い主を困らせる場合がよくあります。
原因はよくわかっていませんが、床に食べ物の匂いがついていたり、あるいは何らかのストレスがあるためではないかと考えられています。
しかし、細かい塵や髪の毛などを一緒に飲み込んでしまったり、床のワックスに含まれている化学物質を舐めてしまったりすると、愛犬にとっても人間にとっても衛生上良くないので、何とかやめさせたいですね。
犬が床を舐めるのをやめさせるには?
犬が床を舐めるのをやめさせる方法として、次のようなことをためしてみてください。
遊ばせたり、散歩させたりする
犬が何らかのストレスを抱え、欲求不満になっていて過剰に毛づくろいをしたり、床を舐めたりする場合は、ストレスを解消させてあげれば解決する場合があります。
紐やボールを使って遊びの相手をしてあげたり、いつもより多めに散歩をさせてみましょう。時には散歩のコースを変えてみるのも良いかもしれません。
酸っぱいものを床に吹き付ける
犬は酸っぱいものが苦手です。
床を舐め始めたら、食酢やレモン果汁などを水で薄め、霧吹きなどを使って犬の近くの床に吹き付けてみましょう。
ビターアップルを使用する
子犬の噛み癖の矯正などに使用する「ビターアップル」というものが市販されているので、それを床にスプレーしてみてください。
りんごの苦味成分から作られているので、たとえ舐めても有害ではありませんが、苦味をいやがって舐めなくなる可能性はあります。
スプレータイプは、長時間経つと効果はなくなってしまいますが、最近はジェルタイプのビターアップルも市販されているので、これを使用すると床に塗っておくだけで長時間の効果が期待できます。
ビターアップルはネット通販からも購入できます。
条件反射を利用する
飼い主が叱っただけでは、やめようとしない時には、犬の条件反射を利用するとうまく行く場合があります。
床を舐めると同時に少し離れたところで、大きな音を出してビックリさせる、あるいは舐めている床の近くに唐辛子粉を撒いてみるなどを何度か繰り返します。
床を舐めると「イヤな思いをする」「怖い思いをする」ということを犬にわからせることができれば成功です。
どんな時に床を舐めるのかがわかれば、解決の糸口になります。また、すぐにやめそうにない場合は、犬の健康を考えてフローリングのワックスは、舐めても無害なものに変えておきましょう。