室内で犬を飼う時、まっ先に覚えさせたいのがトイレトレーニング(トイレのしつけ)です。
犬が完全に覚えてくれるまでは何度か繰り返す必要がありますが、次のようなことを参考に、あきらめずにトレーニングを続けてみてください。
犬のトイレトレーニングのやり方
犬のトイレトレーニングは、次のような方法で行ってみてください。
ペットシーツを利用する
トイレはペットシーツの上でするということを愛犬に教えて行く方法です。
まず最初に、愛犬が生活している場所の全面にペットシーツを敷き詰めます。
犬にとってはオシッコなどをしやすい場所とそうでない場所とがあるようなので、それを見極めて行きます。
オシッコをする場所のペットシーツは残して、そうでない場所のペットシーツは、徐々に取り除いて行きます。
最終的には、一箇所のペットシーツのみ残して、そこにオシッコをしたら褒めるようにします。
このようにしてペットシーツがトイレの場所であることを教えることに成功すれば、他の家に泊まりに行ったり、旅行に行ったり、または引っ越したときなどもペットシーツさえあれば良いということになります。
サークルを利用する
サークルの中をトイレとして愛犬に覚えてもらう方法です。
最初に犬を家庭に連れて来たときに、部屋に放さずサークルに入れます。
サークル内の全面にペットシーツや新聞紙などを敷き詰めておきます。オシッコをするのを見届けたら、サークルから出して部屋に放ちます。
その後も、食事の後や寝起きの時など、サークルに入れウンチやオシッコをしたのを確認してから部屋に放つということを繰り返します。
そうすることにより、徐々にトイレをする場所の臭いや足の感触を覚えていきます。
1~2カ月ほど繰り返したら、サークルの入り口を開けておき、部屋で自由に遊ばせます。オシッコがしたくなったら、自発的にサークルの中に行くというようになれば、トイレトレーニング成功です。
トイレコーナーを作る
部屋の隅にトイレコーナーを作り、愛犬にトイレであることを覚えてもらう方法です。
トイレコーナーに市販のトイレトレーなどを置いておきます。
朝起きた時や昼寝から覚めた時、ご飯を食べた後など、オシッコが出そうなタイミングを見計らって「トイレ」などと声をかけながら、愛犬をトイレコーナーに連れて行きます。
上手にウンチやオシッコができたら、大げさなくらいに褒めてあげます。
慣れないうちは、他の場所にウンチやオシッコをしてしまいますが、失敗しても叱らないようにします。
叱ると、より目立たない場所にしてしまう可能性があるからです。また、失敗して排泄してしまった場所は、再び同じ場所にしないように、臭いを消しておくことも重要です。
この方法は根気が必要ですが、トイレトレーニングをしながら愛犬との信頼関係を築けるというメリットもあります。
【参考書籍】